リチウム電池リサイクルプラント

電気・電子機器やEV車のリチウム電池のリサイクルプラント。

私たちの生活で、充電式機器にはリチウム電池が搭載され、電気・電子機器に広く使用されていることは、すでに当たり前になりました。そして、その寿命が尽きると廃棄され、リサイクルされなければならない。リチウム電池のリサイクルの問題が複雑化したのは、電気自動車専用の電池が普及してからで、商業的・戦略的価値の高い材料を回収するためのリサイクルシステムが必要になってきている。一般的に、リチウム電池のリサイクル工程は主に3つのステップで図式化できる：

１バッテリーの選別と放電。バッテリーを分離し、安全に作業するために、放電作業を行う。

２バッテリーを構成するモジュールとセルの分離を目的とした分解。

３リチウム、コバルト、ニッケルを回収するために、主に銅とアルミニウムの金属を分離・予備濃縮し、アノードとカソードのダスト（ブラックマス）を分離するための機械的処理。

粒子径の縮小は、出力とサイズが可変の破砕システムによって行われる。これらは、下流の作業を容易にするために、投入材料を決められた粒径に破砕する。これは、水やその他の液体を使用しない乾式プロセスで行われる。その結果、汚染された溶液を廃棄する必要がないシステムである。リチウムイオンバッテリーは、火災や自然発火を引き起こす可能性があり、一定のリスクがあることが知られている。実際、リサイクルプラントは、燃焼現象やシステム外への伝播を防ぐために、極めて高い安全基準を確保するように設計・製造されなければならない

精製と分離ステップ：

減容：竪型粉砕機と衝撃式粉砕機を用いて行われ、投入物は均等なサイズで回収される。

分離：異種材料の流れを分離できる複数の分離機が使用される。これらは、分離される物質の本質的な特性を利用する精密システムである。

再利用・精錬：プロセスから得られた金属、特に銅とアルミニウムは、原料として新しい製造ステップに送ることができる。またブラックマスは精錬ステップに送られる。

バッテリー・リサイクル・プラントは、希望生産量、レイアウト、その他のリクエストにより、ユーザー顧客の特定の要件に合わせてデザイン・製造される。リチウム電池リサイクルプラントの最小生産量は、一般的に250kg/h程度とされている。

‍